不良債権問題 bad debt problem 2003 5 25

 日本では、この10年間、金融機関の不良債権問題が注目されてきました。
しかし、最近では、別の問題にも注意が必要となってきました。
 それは、長期金利があまりにも低下したことです(これは、債券価格の上昇を意味します)。
しかし、長期金利の低下が、永遠に続くわけはありません。
また、基本的に価格というものは、永遠に上昇し続けることはありません。
 あまりに金利が低下した場合は、その反動も起こりえます。
何かのきっかけで、長期金利が急上昇することもありえます。
基本的に市場というものは、そういうものです。歴史を見れば、わかります。
 こうしてみると、債券を大量に所有している者は、大量にリスクを所持している者に等しい。
このリスクを所持している者は、さらにまた、アメリカの国債を所持していないでしょうか。
もし、所持しているとすれば、リスクの二乗となります。
日本で長期金利の上昇がなくても、アメリカで、それがあることも考えられる。
もちろん、この問題に、外国為替を含めて考える必要がある。
円高が、この問題にどう影響するか。円安が、この問題にどう影響するか。
 もし、長期金利が急上昇した場合、
国債の発行者はどうなるか、国債の所有者はどうなるか、よく検討しておくことです。
もちろん、リスク回避の方法は、すでに対策済みであることを期待します。

 アルジェリアでしょうか。大きな地震が起きた国は。
実に気の毒なことです。早急な復興援助が行なわれますことを祈ります。
アフリカ諸国のなかには、水と食糧の確保が重大な問題になっている国が多い。
水については、毎日、何回も、水をくみに行くことが、女性や子供の仕事となっている。
水くみ場まで、歩いて2時間もかかる地域もあります。
これでは、生きるために生きているに等しい。
 地球には、さまざまな国があります。
学問のために生きている、文化のために生きている、お金のために生きている先進国が、
アフリカの国からみれば、うらやましく見えることでしょう。
 水を安定的に作る技術が開発されないでしょうか。
 さて、アルジェリアで起きた地震の衝撃が、地球のマントルを伝わって、
別の地域に地震が発生しないか、気になります。
 何年か前に、そういう説が発表されましたね。
ある地域で発生した地震は、実は、
地球の別の地域で発生した地震の衝撃が伝わった結果ではないか、
そう唱えた学者もいましたね。